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過去問の使い方

過去問。
いつ使うか、どう使うか。

毎年必ず本屋の店頭に並んでいますね。
これの使い方を間違っている人がとても多いんです。

学校の先生に使い方を教わっている方が多いんですが、それが弊害となっているようです。
過去問はただの問題集じゃないです。
これすごく勘違いしている人がいます。
よくセンターの分厚い過去問の表紙に「過去問研究」って書いてあるじゃないですか。

そうです。
研究のために使うんです。

研究とは何を目的とするものか。
それはもちろん出題傾向です。
大学が独自に問題を作成しているので、自然と問題傾向が偏ります。
それを調べるのです。

勿論いつ使うかと言われれば、やはり4月の段階(できれば2・3月でもいいかも)でしょう。
実力がある程度ある方は問題も実際にといてみてください。

やり方です。
志望校の二次試験の科目は把握しているでしょう。
そして志望する学部学科の試験の内容を大まかにまとめてある「傾向と対策」(赤本の場合)を 見てください。
そして大体6年分はあると思うので、ざっと全部見ておきます。

すると、その大学の、英語なら英語の、数学なら数学の、独自の傾向が見えると思います。
例えば英語で言えば、下線部和訳が多く出るとか、独自の題材の英作文がでるとかさまざまです。
とにかく頻出と呼べるものを探ります。

その次に問題を確認します。
似たような問題が出ていないか、題材で共通部分はないかなどです。
受験科目で全て終えたら、それをメモしておきましょう。

そして常に勉強するときに携帯するようにしましょう。
計画表を作成するときや学習するときに、必ずその清書を取り出し、 頻出分野を意識しながら行動しましょう。
頻出の制覇=二次試験の制覇。 まさにこのために過去問は販売されているのです。

高い金払って買うんですから有効に使いましょう。
もちろんセンターの過去問も同様ですよ。

まずは過去問と言う情報雑誌から情報を取り出して、 自らの進むべき道程が書かれた地図を自分自身の手で作成しましょう。

まさにそれが合格への近道です。

(追記)
メールにて「問題は実際にとかなくても良いのか」という質問メールをいただきました。
たしかに問題を実際解くかどうかについて記載するのを忘れていました。申し訳ないです。

管理人個人の考えですが、実際に何回か問題を解いて回答の作り方の流れを覚えたほうが良いと思います。
入試問題を作成しているのは大学の先生なので、
「ここをこういう風に解いて欲しい」
「ここはこういう風に理解して欲しい」
「ここだけは理解しておいて」
など先生の要望がいっぱい詰まっているわけです。
そうすると自ずと問題も似てくるわけですから(これがいわゆる傾向)、実際に何回か解いてその大学の先生が望む回答作成能力を身につけましょう(これがいわゆる対策)。

ということで、過去問の使い方をまとめ。


1、出題傾向を把握。(全科目)
2‐1、問題は何回も解いて回答作成の一連の流れを記憶する。(数学、理科)
2‐2、問題を何回か解いてさらに傾向を詳細に把握。(英語、国語、社会)


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