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効率のよい勉強の仕方その五(模試活用)

このシリーズの最後に、模試の活用方法です。
この模試を上手に使いこなせるようになると、成績も上がり調子になります。
まず最初にまとめ。

1、模試は解いて終わりではなく、解いてからが始まり

2、偏差値と判定は気にするな

3、今回の模試の総評を冊子で見よう



まず1から。
よく勘違いしている人がいるのですが。
模試を受ける主な理由は現時点の実力を測るためだけではありません。

現時点の弱点を測るためにあるのです。

弱点の分析はまず模試を解いたその日から始まります。
家に帰って早速丸付けをしましょう。
疲れててもやってください。


人間がっかりした気持ちになるとそういう心象の効果で、物覚えも良くなりますから。

どうしても駄目なら次の日で結構です。
それ以上時間を経過させてはいけません。
間違えた問題と解答を切り取り、ノートに貼り付けましょう。
科目ごと、マーク・記述ごとに分けて作ったほうがいいでしょう。
このノート作りの目的は、弱点補強の参考書作りです。
これは作った後、他の参考書と同様にチェック法で学習しましょう。



次に2です。

まぁそのまんまです。
偏差値と判定は気にしなくていいです。
良くても天狗にならず、悪くても悲観しないでください。

気にするべきは点数です。

模試を受ける前に設定しておいた目標点にどれほど足りないかを確認してください。
そして足りない点数はなにで取ればよいかを計画する必要があります。
また、勉強量のウェイトもそれで決めてください。
模試はこれからの勉強計画の指針でもあるのです。



最後に3です。

間違えた問題のノートとは別に、新たにノートを用意してください。
そこで、模試の結果が返却された日に、もうひとつ冊子があると思います。
そこに、

「成績概況」

「本模試の活用と今後の学習計画」

という項目があると思いますが、(模試によって解答についている)
それを切り取り、自分が大事だと思ったところに線を引き、ノートに貼ってください。
また、模試の結果に記されている、各教科の大門ごとの点数をノートに書き込みます。
そしてどの分野が一番取れていなかったを確認し、印をつけておきます。


ここからがさらに大事です。
それらを参考にしながら、これから自分が何を第一に勉強し、覚えなくてはならないのかを、書き出します。

例えば、数学でベクトルが取れなかったとしましょう。
そのときは、ノートに「ベクトルが取れなかった→○○(参考書名)をやる量を増やす」
などと書きます。

各教科すべて終わったら、計画表の作成の際にそれを持ち出し、参考にしながら計画表を作ります。
こうすることで、模試が終わるごとに自分の実力と弱点、それを克服するための指針を作成するので、
今後の学習に対する不安を拭えます。
また、実力をつけるための最短ルートを自ら作成し、歩むことができるのです。

このように、模試は大変大事な役割を果たします。
いわばあなたを合格に導くガイドなのです。
このガイドを上手に使うことが合格をつかむための第一歩となるのです。

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