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物理の勉強チャート

物理の勉強の原則は、現象を脳内で再現できるかということです。
例えば、物体が落下している状態や鉛直上向きに投射された状態などです。
また、用語の定義が最も大事な科目ともいえます。

ガリレオは思考実験をよくしていました。
脳内で空気抵抗や摩擦を取り除いた理想状態で実験していたのです。
それにより慣性の法則を打ち出しました。

それを現在の私たちも真似をしてみるのです。

偉人がやってきた思考というのは、とても凡人には思いつきませんが、 その思考は凡人が理解するには単純明快なものになっています。
それを利用しない手はありません。


ということで、物理的なイメージを理解するという意味での参考書を紹介します。


 
「橋元淳一郎の物理橋元流解法の大原則―試験で点がとれる (1)(2) (大学受験V BOOKS)」

これです。
二冊ともとてもお世話になりました。
なにしろ文体が講義調で分かりやすく、イメージがとても湧きやすいからです。
厳密に言えば物理的には異なる部分もあるという指摘もありますが、 実際の入試には差し支えありませんし、大学に入ったら詳しくやればいいことだとおもいます。

ただ個人的にはちょっと使わない方がいいと思う部分があったのです。
それはコンデンサーのところで、直列と並列の公式とあるのですが、 これは使わなくて良いと思います。

これらの式はキルヒホッフの第二法則とQ=CVを使った、解答の途中にでてくる式を簡易化(約分)したものなので、 逆に物理の問題を解くという過程で複雑化させる原因となる可能性があるからです。
そこを除けば良書だと思うので、是非使ってみてはいかがでしょうか。
センターレベルでの学習にも適応していると思います。

もうひとつ大事なことがあります。
それはいかに教科書を活用するかということです。
教科書は辞書的に用いましょう。
勉強の際に分からない、またはあやふやな用語が出てきたら、 教科書でその定義を確認しましょう。

最近のセンターの傾向として、教科書の図もでてきているので、 そちらも確認しておいたほうがいいでしょう。

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