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英語を得点源にするためには?

英語は国際社会で生きていくためには必要不可欠なものとなりました。
私のブログでも、最も多い質問が英語の勉強についてです。
そこで特別編として英語特集を組んでみました。

実は、私昔は英語が苦手でして、特に文法なぞ一つも理解していなかったものですからテストは散々でした。
中学校の文法もぜんぜん知りませんでしたから。
そんな私が英語が得意になったのは、やはり単純に英語学習に多くの時間を費やしたからだと思います。

英語という科目は、まぁ英語だけではなく語学全般に言えることなのですが、最も努力が成績に結びつくものです。
そこを理解していないと、出来るだけ時間を節約したい受験生にとっては誤って大きな痛手を負う事になります。

ではどうすればよいのか?
まずやるべきことは、あなた自身が自分の英語(受信)能力について認識することです。
(受信というのは読みやリスニング、発信は英作文や英語での発言)

ここで質問です。

Q1.英文法は中学の範囲は完璧ですか?
Q2.長文を読むときに左から右へ読んでいますか?

この質問で二つともYESと答えた人はセンター八割程度かそれ以上の実力は確実に持っているでしょう。
逆にどちらか一つでもNOだった人は、英語に対して漠然とした苦手意識があるはずです。

Q1の意味は、基本文を瞬間的に理解できるかどうかを試すものです。
長文読解といえども、ほとんどの文章は平易な構造で、中学文法や単語を知っていれば理解できるものです。
これができないとなると、いくら高校の範囲の勉強をしたところで意味がありません。
以前の記事で紹介した参考書を用いても難しいのです。
そういう人はまず中学文法をやり直しましょう。

急がば回れ、です。

地道な努力をした人が結果的に最短距離で成績を伸ばせるのです。
実際私も使ったものを紹介します。

くもんの中学英文法―中学1~3年 基礎から受験まで (スーパーステップ)です。

中学1〜3年の文法が一気に復習できますから、とても役立ちます。
とりあえず1週間ほど読む時間を作って一気に復習してください。
その際は冒頭の例文をさらっと意味理解できるくらいまで完璧にしてください。
とにかくこれが土台ですから。

次にQ2の質問は、速読に欠かせないものを持っているかどうかを試す意図があります。
実際に短文または長文を読むときに、よく返り読みをしている人がいます。
例えば、 I'm going to go shopping.
この文を読むときは、皆左から右へスラスラと読める(意味がわかる)はずです。
しかし、 I'm pretty busy and don't have much time to watch television.
このように、先ほどと比べて若干複雑な文になると途端に、(簡単な文ですがあくまで例ですからご容赦を) 「私は」「とても忙しい」「そして」「テレビを見るための」「多くの時間を」「もっていない」 なるほど「忙しすぎてテレビを見る時間がない」ってことか。
というようにS→O→Vと訳してしまうのです。
日本語の構造上このようにしたくなるのは仕方のないことなのですが、これは英語ですので原則左から右へと訳すように努めてください。
なるべくS→V→OまたはCです。
これだけで読むスピードは1.5〜2.0倍にはなります。

また補足ですが、上の例のように、単語でではなく、文節(塊)で訳すとわかりやすいですよ。
理想としては、英語を英語のままで理解できればよいのですが、受験英語では英語から日本語への変換でも十分通用します。
尚、部分和訳などでの難しい文ではなるべく構造からまず把握しましょう。
設問になっていないもので且つ設問の答えの根拠でもないものは大意が掴めていれば結構ですので構文調べは不要です。
ということで説明してきましたが、とりあえずまとめるとこういうことです。

・自分の英語能力を把握
・文法はまず中学文法が完璧になってから
・英文を読むときは出来るだけ左から右へ読む

このことを念頭において、まず自分の英語学習の指針を立て直してみましょう。
それから当ブログで紹介した参考書や自分の参考書を使うときっと英語能力が向上すると思います。

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